『戦略の罠』(フォレスト出版)


8/10に発売になります『戦略の罠』(フォレスト出版)です。

『国家の罠』から20年。

佐藤優が再び問う「罠」の正体。

かつての成功は、なぜ組織を滅ぼすのか。

戦後日本が遠ざけてきた文献には、ルールなき世界を生き抜くための戦略が隠されていた。『国体の本義』『作戦要務令』、満洲国関連資料――。

敗戦後、長く公的空間から退けられてきた戦前・戦中期のテキストを、作家・元外務省主任分析官の佐藤優が、現代の国家・組織・個人を守るための「生存戦略」として読み直す。

かつての成功が、未来の失敗を生む

本書が明らかにする「戦略の罠」とは、かつて成功をもたらした戦略が、環境の変化によって失敗の原因へと反転する現象である。

組織は成功すると、その成功モデルを正解として固定する。

しかし、世界の前提が変われば、かつての強みは硬直化を招き、自らを縛る罠となる。

高度経済成長の成功体験。

グローバル化の成功体験。

アメリカ依存の成功体験。

戦後日本を支えてきたこれらの前提は、いまや国家・企業・個人の判断を狂わせる「罠」になりつつある。ロシア、中国、アメリカ、中東をめぐる秩序が揺らぎ、世界は新たな帝国主義の時代へと入りつつある。自由主義、民主主義、市場経済という戦後秩序の正統性が揺らぐなか、国家、宗教、暴力、ナショナリズムの力学が、再び世界を動かし始めている。

いま必要なのは、勝つ戦略ではなく、生き残る戦略だ

この不安定な時代に必要なのは、「勝つため」の戦略ではない。

生き残るための戦略である。

戦前日本の文献を、断罪するのでも、礼賛するのでもなく、未来を読むための「知的資源」として掘り起こす。

国家、企業、組織、そして働く個人は、過去の成功にとらわれず、変化の時代をどう生き延びるべきか。佐藤優がいまの日本に突きつける、新たな戦略論。

販売元:フォレスト出版

定価:1,980円(税込)

2026年8月10日 発売